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土屋公雄のブログ

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霧に浮かぶ島 スカイ Ⅰ
僕には忘れられない島がある。
スコットランドの北西部に連なる島々、ヘブリディーズ諸島。その最も北に位置するスカイ島、そしてハリス島・ルイス島である。ヘブリディーズとは古代スカンジナビア語で、「海の果てなる島」という意があるほど、この島々の西側は、もはや茫漠たる大西洋が広がるのみである。僕が訪れた九月上旬、すでにこの最果ての島を覆う大気は、肌を刺す冷たさであった。
北の紺碧の海に浮かぶスカイ島。上陸する前から、この神秘的な島は海霧に包まれ、不思議な力を放っていた。
以前より、このスカイという島の名は、リチャード・ロングやフェイ・グドウィンの作品集で知っていた。またスカイという名の由来が、ゲール語で「翼をもつ島」ということにも、神話的世界を感じていた僕には、チャンスがあれば是非訪れてみたい島であった。

フェリーを降り、荒涼とした風景の中を二十分ほど車で走ると、前方にオールドマン・オブ・ストー、そして巨岩・奇岩群が霧の中に立ち現れてきた。
太古の火山活動によって創られたとされる、このスペクタクルな風景には、いつ恐竜や古代人が現れても不思議ではないほど、非現実的で、異様な光景が広がっていた。さらにキルト・ロック。切り立った岸壁から、大量の湖水が滝となり垂直に堕ちていく。
これまでにも僕は、数多くの荒涼とした風景を、スコットランド等で見てきているのだが、このスカイという島はスケールが違っていた。それは地球創世紀の時間と空間が、そのまま魔法にかけられ、フリーズしてしまったかのような島であった。
また、この島のいたる所には、古代ケルトの神話や伝説が今も息づき、島の北部には、妖精の谷なるものも存在していた。

すでに、僕がこの島を訪れてから18年が経っている。当時 日本人観光客には、ほとんど知られていない島であったスカイ島も、最近パナソニック「ビエラ」のT.Vコマーシャルで、「世界で最も美しい島、スカイ。」として紹介されるようになった。

ただ 今後もスカイ島は、観光客で溢れる島にはならないであろう。
百年後もきっと、創世紀のままの姿で、霧の中に浮かんでいることだろう。


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Date : 2007.10.15 Mon 21:36  未分類| コメント(0)|トラックバック(0)

  

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